Lesson11-2「ヒモ」こそ鍵!衣服や靴紐でのトレーニング

前回のLessonでは、メディアもうまく使えば子どもの敏感期を掻き立てるコンテンツになるという事について学習しました。

今回のLessonでは、指先の感覚を衣服や靴紐をうまく使って、トレーニングをしていく事について解説します。

コツは「競争してゲームのようにしてみる」「できない時は別の種目に切り替える」です。具体的に内容を見てみましょう。

「たたむ」「着る」は指先のトレーニングの連続!タイムアタックで練習しよう

洗濯物をたたんだり、汗をかいたシャツを着替えたり、外に出るときに上着を羽織ったり・・・

大人にとっては当たり前に行っているこれらの行動も、
運動の敏感期を迎えている子どもにとっては、これらの動作は刺激の連続なのです。

ボタンのついた服や、袖の長いトレーナーなどは「繰り返し」脱いだり着たりすることに挑戦してみましょう。

モンテッソーリ教育では「繰り返し」は重要とされる考え方ですが、
まず最初は隣でやり方を見せてあげて、きちんと正解の形がわかるように
なってから子どもにバトンタッチしてあげることが大切です。

時間を測るなどして、「タイムアタック形式」で競争してみると、
子どもはぐんぐんと服の着替えが早くなります。

その他にも、身につけるものの中で指先のトレーニングに適しているのが「靴ヒモ」です。

「靴ヒモ」の着せ替えトレーニングで指先を鍛えよう!

ヒモをいじっている時は、手先の操作スキルとともに、
目と手のチームワークや集中力を育てる楽しさがあります。

カラフルな靴ヒモを、練習用の小さなスニーカーに付け替える遊びを通す事で、立体感を養う練習にもなります。

しかし、いきなり靴ヒモを着せ替える事は難しいと思うので、まずはマカロニやビーズなどの真ん中に穴が空いた物にヒモをを通す練習をして見ましょう。

そのままネックレスなどを作っても、
「自分で作った!」と自己肯定感を高めると同時に楽しめる創作活動となります。

冒頭でも申し上げましたが、コツは「競争してゲームのようにしてみる」
「できない時は別の種目に切り替える」と言った機転です。

今回のLessonでは、靴紐などの身近なものを使ってトレーニングしていく事について学習しました。

続いてのLessonでは、同じく家庭でできるトレーニングのうち「料理」に
注目して解説します。